デジタルパーマについてのお問い合わせで、

「最初にデジパーをかけた時は1年近く長持ちしたのに、2回目3回とかけるうちに持ちが悪くなった」

それは何故?とのお声がありました。

 

まずデジタルパーマは普通のパーマと全く考え方が違うパーマで、別物と考えたほうが分かりやすい。

どちらかというと、ストレートパーマと同じ工程をふむパーマなので、そちらで考えるほうがむしろ正しいのです。

 

 

デジタルパーマ=全処理還元パーマとも形状記憶パーマとも言い、1剤を付けた後一度洗い流し、ホットカーラーみたいな熱を持つロットに巻いてかけていきます。

ストレートパーマはロットに巻く代わりに、アイロンで伸ばすことをするので、その部分の違いだけなのです。

 

なので洗いあがった後は普通のパーマみたいにクルクルにはならず、毛先をクルクル回しながら乾かしたり、ふわっと丸めながら乾かすことで表現したかった形を作るものなのです。

かけたときに髪に覚えさせたもの(形状記憶)を乾かしながら出すのです。

 

その覚えさす方法は、薬品とロットの熱を利用して髪の内部を炭化さす、炭にして覚えさせます。

一度の施術で内部が10%炭になると仮定すれば、2回目3回目とかけるうちに炭の量が多くなり、薬品に反応する分部が減っていくのでかかりにくくなってくる訳です。

当然炭化した部分が多くなればツヤも手触りも悪くなるのでカットで切り捨てる必要が出てきます。

 

そもそも1年近く持つレベルでデジパーがかかってしまったというのは、かかりすぎです。

一度に大量の炭化した部分を作ったという意味でもあるので、それは失敗と考えるべき。

なぜなら2回3回とかけられなくしてしまったという訳ですからね。

 

お風呂上がりの濡れ髪の状態からあまりにもクルクルしてるようであれば、要注意ですよー。

 

呉市の美容室・美容院 ヘアーメイクバング